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好きよりも得意にこだわる仕事術 - 研究者の仕事術 その2 -

島岡要さんは「研究者の仕事術」(羊土社)の中で、長所の強化を主眼にした“Strengths-based approach (SBA仕事術)”を提言しています。

この方法論の根底にあるドグマは、「人は強みのある分野に最大の成長の可能性がある」という考え方です。

成功している研究者やビジネスパーソンを見てみると、彼らは共通して何か一つの分野で卓越した技術を発揮し、その分野で誰にも負けない業績を上げたことからプロフェッショナルとして認められています。

決して何でもできる人物が一流として認められているわけではありません。

有名な研究者や大学の教授などは、とても博学で幅広い知識を持っており一見何でもできそうな気がします。

しかし彼らのバックグラウンドを見てみると、下積み時代には非常に狭い領域のある特定の分野で業績を上げています。

それは時として一つの細胞間接着分子であったり、はたまたショウジョウバエの形態に異常をきたす遺伝子であったりします。

そこで築いたキャリアを土台にすることで、優秀な人材が集まり、優秀な研究者とコラボできるようになり、大きなプロジェクトを立ち上げ、そこで成功する。

そうするとさらに優秀な人材が集まりさらに大きな仕事ができるという、正のサイクルが成り立ちます。


一つの分野をやっていると隣の庭はよく見えるもので、あちらの方が早く論文が書けるのではないかとか、将来役に立つのではないかと思ってしまうものです。

僕自身も皮膚再生の分野をやり始めてそろそろ3年経ちますが、時に免疫関係の仕事をやってみたいと思ったり、皮膚バリアの仕事も面白そうだなと思ったりします。

また臨床においても、果たして皮膚科ばかりやっていてよいのだろうか、もう少し一般臨床をやってジェネラルにできた方が将来役に立つのではないだろうかと不安になることもあります。

しかしながら、様々な興味のあること(好きなこと)に手を出すことで、自分の強み(得意)なものを何も築けずに終わってしまう可能性があります。

つまり、「仕事での高いパフォーマンスは得意であることでしか発揮できない。不得意なもので高いパフォーマンスを発揮することは決してできない」(P.F.ドラッカー)ということです。

僕も非常に目移りしやすい性格ですので、あれもやりたいこれもやりたい、あれも面白そうだと思ってしまうことが多々あります。

しかし、今の分野(再生と獣医皮膚科学)でプロフェッショナルと認められるまではしっかり腰を落ち着けて頑張っていくことが必要である思いました。

島岡さんのブログはこちら
ハーバード大学医学部留学・独立日記


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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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