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鳥取にて今後の進路について考える

今回の学会中に獣医大学関係の様々な先生方と話す機会があり自分の今後の進路について色々と考えました。
現在大学院3年目。
そろそろ卒業後の進路を真剣に考えないといけない時期に来ています。
僕は基本的に計画魔なので長期、中期、短期でそれぞれ計画をたて実行していくタイプなのですが、そんな僕に珍しく2年後の自分の進路が最近読めなくなってきました。

その原因の一つが獣医皮膚科の専門医制度です。
教授が数年前から尽力され立ち上げつつある専門医制度とそれに伴うレジデントのコース。
今後獣医皮膚科を専門にやっていくためには専門医の資格は必要不可欠だと思います。
ただ難しいのは皮膚科を専門にしてもそれを実践できる場が今の日本の大学には整っていないという現状です。
大学の教員としてポジションを得ようとした時、そこの大学で皮膚科を専門に診療できるとは限りません。
もちろん例えば今の農工大のように皮膚科を専門にやれるような場所を選べばいいわけですが、大学の教員のポジションを探す上でそんな悠長なことは言っていられず、とにかく空きがあいて自分を雇ってくれるようなところに入るしかないというのが現実です。
そうするとそもそも日本の獣医大学の教員のポジションを得る上で専門性を高めるというのは得策ではないのではないかという疑問も持ちます。
それよりもある程度幅広くできるようになり、一つか二つぐらい得意な分野があるというタイプの方がつぶしがきき就職口も困らない。
結局それが今の日本の獣医大学の現状であると思います。
欧米の大学のように専門分野ごとに講座があって、専門医の資格を持った教員が診療を行うという土壌が整っていない今の日本で専門医の資格がいかほど役に立つのか。
もちろん欧米の獣医皮膚科医たちと対等にやっていくためにはこちらも専門医の資格が必要だと思いますが、まずはそれも国内できちんとした大学のポジションを得ないことには話になりません。
今後の日本の臨床獣医学の発展を考えれば専門医制度の立ち上げが必要であるのは自明の理です。
ただその専門性を生かしきれない日本の大学の現状を考えた時に実際そこに自分が飛び込むことができるのかと言われるとかなり躊躇してしまいます。
そもそも僕が卒業した時点で皮膚科専門医の制度がスタートできていることすら保証されていません。
色々とごちゃごちゃ考えすぎなのかもしれませんが、もし皮膚科専門医のレジデントコース以外の道、例えばリサーチでの留学、などを考えた時にそろそろ動き出さないと間に合わない時期にさしかかっています。
さてさて、どうしたものか・・・
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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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