アメリカの獣医と対等な関係を

別にわざわざアメリカやヨーロッパの獣医と勝負しなくてもいいのではないかと思われるかもしれません。
しかしやっぱりこれからは彼らと臨床においても研究においても対等な関係でつきあっていかないといけないと思います。
確かに我々のレベルは特に臨床に関してはまだまだ彼らに劣っていると思います。
それでも一部の日本人が高いお金を払って向こうの大学のレクチャーツアーみたいなものに行っている話を聞くとちょっと悲しくなります。
最新の情報を得たいのであれば論文を読めばいいですし、もう少し基礎的なことなら英語の教科書を読めばいいと思います。
このグローバル化が進んだIT社会ですから、論文はpub medで、教科書はアマゾンで簡単に手に入ります。
明治時代の岩倉使節団ではあるまいし、ぞろぞろそろって日本人御一行見学に行くというのはちょっと恥ずかしいです。

ちなみにお医者さんでは臨床およびリサーチに関して、少なくとも慶応はアメリカのいわゆる一流大学とほぼ対等の関係だと思います。
ただ一つ一つの規模(外来やラボ)は向こうの方が大きいですし、向こうには慶応レベルの大学、研究所、病院が100個ぐらいあるのは事実ですが。
それでも慶応はかなり健闘しているほうだと思います。
我々獣医ももっと頑張らないと。
臨床に関してはそもそものシステムが違っていて、ポリクリや卒後教育の充実さは敵いません。
あと数十年は追い付くのは難しいと思います。
せめてリサーチに関しては彼らからリスペクトされるような成果を出したいものです。
そして数年後、僕が教授になっている時ぐらいには臨床に関しても彼らと対等な関係になるぐらいまで日本の獣医の臨床のレベル(少なくとも皮膚科は)を上げるのが僕の一つの目標です。


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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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