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NIHレベルの研究者になることだけが人生のゴールではない

当たり前のことかもしれませんがよく考えるとこの問題は一筋縄ではいかない問題です。
例えばプロとして陸上や水泳やるのであればやはりオリンピックは一つの目標でしょう。
あるいはプロサッカー選手であればいつかはワールドカップやプレミアリーグで活躍したいと誰もが思うでしょう。
僕の実力では県大会レベルでいいやとか、J2でレギュラーを取ることが最終目標ですというのはプロとして志が低いと通常は判断されます。

研究者はどうでしょう?研究もある意味レース、競争です。
少しでも質の高い仕事を少しでも多く、誰よりも早く世の中に出すことを常に求められます。そういう意味ではスポーツに近いかもしれません。
僕の実力ではこのレベルの研究でいいやとか、この大学の予算ではこの程度のことしかできないとかいった言動は研究者としてリスペクトされません。

ただ研究者はどの種類のレースに参加するか自ら選べるという自由な選択肢があると思います。
サイエンスを仕事にするのが好きだけれどもハーバードやスタンフォード、NIHなどの研究の最前線で戦うことが合わない人も少なからずいるはずです。
「サイエンスを仕事にする=独立した研究者として最前線で仕事をする」では決してないはずです。
コンペティティブでストレスフルなライフスタイルが合わなかったり、仕事と家庭や趣味を同時に楽しみたかったり、あるいはもっと学生の教育に力を入れたいという人もいるでしょう。
そのような意味で進んで企業の研究者や中堅大学のファカルティーの道を選ぶ人もいると思います。
あるいは研究者をサポートする仕事や医者であればより臨床に近い道に進んだりすることも考えられます。

日本ではそういう人たちはアカデミアからドロップアウトした人と烙印を押される傾向があるかもしれません。
アメリカはその人がどのような道に進むのであれ、それが本人がやりたいことであればその意志、決定を周りがきちんとリスペクトする環境があるように思います。
それはアメリカ人が独立を重んじる意識が強く、自分の人生は自分で決めるというスタンスが確立しているからかもしれません。

いずれにしてもトップレベルの研究大学や研究機関の熾烈な争いの環境が自分に合わなければより適正のある職場を探すことはキャリアを充実させ幸せな人生を送るために重要なことのはずです。
さてそれでは自分はどうなのか?この環境に残りたいのか?
また次回もう少し考えたいと思います。
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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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