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先日査読したVeterinary Dermatologyの論文

先日査読したVeterinary Dermatologyの論文の結果のメールが来ました。
アトピーの犬のタイトジャンクションに関する論文でしたが、正直に言ってタイトジャンクションの染色の質やその他の図の正確性などが相当低く、これはアクセプトするには難しいと思いMajor Revisionで返した論文です。
論文の査読結果を返すときにいつもドキドキするのは、もう一人のレビューアーの意見が自分と全く違っていたらどうしようと思うからです。
自分はMajor Revisionなのにもう一人は好意的な意見だったりとか、あるいはその逆で自分が重要なポイントを見落としていてもう一人のレビューアーがそれを指摘するとか。
それはつまり自分の論文を評価する能力が足りていないことを表してしまうのです。
エディターやもう一人のレビューアーが僕のコメントを見て、あーこいつ全然わかってないなと思われるのはできるだけ避けたいと思っていつもドキドキしています。
幸い今まで自分の意見がもう一人のレビューアーとかけ離れていることはないので、自分の科学的視点が他の人より相当劣っているということはないようです。

今回はもう一人のレビューアーが相当厳しかったです。
まずUnfortunately, in its current form the manuscript suffers from very poor writing.とコメントし、研究の内容以前に読むに値する論文ではないという感じです。
そして研究内容もそれほどの新規性がないとのこと。
こんなこと言われたら論文の著者は相当へこむだろうなとちょっと同情してしまいました。

エディターの決定はMajor revision - No commitment。
このNo commitmentがどういう意味なのかはっきりしませんが、Revisionしなくてもいいよということだったら、そんなのわかってるよ!と著者は言いたいでしょう。
大きなお世話です。

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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