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本田のミラン行きと僕のNIH行き

本田の今年の夏におけるミラン行きが消滅してしまいました。彼はいったい今どういう気持ちでいるのだろう。きっと彼のことだから表面上は平静を装っているだろうがきっと本心では悔しい気持ちでいっぱいに違いない。

僕のNIH行きもまだ正確な時期が決定せずもどかしい思いです。当初はこの夏ぐらいを想定していましたが、それが秋になり、冬になり、ひょっとすると来年の春も日本にいるかもしれません。僕のアメリカ行きも本田の移籍と同じように自分の力の及ぶ範囲を超えたところで決定が行われているのでこちらはもう待つだけです。

歴史に「もし」がないように、ひと一人の人生にも「もし」という選択肢は基本的にありません。ただそれは今後の行く末を多角的に検証する上でのみ許される行為です。
例えば「もし」「仮に」本田がこの夏にミランに移籍していたら?順当に期待に応えた結果を出しセリエAでのサッカーを本人も楽しんでいたかもしれません。ただ今回のカカの獲得が本田の代わりなのかはわかりませんが、本田とカカが両方ミランに移籍すれば本田はカカの控えになっていたかもしれません。鳴り物入りで移籍してもそういった結果になっていた可能性だってゼロではないわけです。

もし僕が今年の夏にNIHに移動していたら?使っているノックアウトマウスの移動、NIHでの実験の立ち上げ、様々な実験プロトコールの申請と認可待ち。それらが全て終わって実際に日本でやっていた状態に復帰するまでに早くても半年かかるでしょう。
そう考えると今出ている実験結果は日本にとどまっていたからこそ出たものです。
NIHが決まってからその移動時期と現在のプロジェクトをまとめて論文を仕上げる時期に関してはずっと最大の懸念事項でした。
今のところNIHに行く前になんとかまとめられそうな目処もつき始めているので結果的には移動が延びてよかったのかもしれません。

もちろんこの先どうなるかわかりません。やっぱり早くに移動していたほうが良かったと思うような出来事もあるかもしれません。でもそんなことは誰にも予想できないのです。
今の自分にできることはただ一つ。
目の前の仕事一つ一つに取り組む。
今自分にできるベストを尽くす。

きっと本田もそんな気持ちでキリンカップを戦い、モスクワに戻っていくことでしょう。
なぜならそれがプロフェッショナルだからです。

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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