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小動物臨床業界のマーケットの規模

昨日タレントとパッションがあってもそれを使うだけのマーケットがなければそれは宝の持ち腐れであると書きました。
あまりにも夢のない言い方ですが現実の一つの側面を表しているのは確かです。

アスリート、いわゆるプロスポーツの世界は競争が激しく厳しい世界です。
タレントもパッションも兼ね備えた人がしのぎを削っています。
アスリートの世界もマーケットの規模としては大きいとは言えません。
アスリートになることを希望した人の中でもほんの一部の人がプロとしてやっていけます。
それは結局のところアスリートが演じる、観客が観るという関係性から成り立っているのがプロスポーツだからです。
アスリートが極限まで高めた技能を演じることはそれ自体が完結して美しいことですが、現実的にはそれを鑑賞したいという需要がない限りマーケットとしては成り立ちません。
趣味の世界で終わるだけです。

消費者の需要にあまり依存しないマーケットもあります。
例えば人の医療業界、金融業界、建設業界、食品業界など。
もちろん細部を見れば多少のアップダウンはあるものの、これらは人が生きていく上で必要不可欠なものであり、マーケットとしては安定しています。

さて小動物臨床のマーケットはどうなっているのか?
実はこの業界は消費者の需要に依存し、そのタレントもパッションもマーケットに左右されています。
どんな仕事でもそうだろうと思うかもしれませんが、人の医療は少し様相が違います。
命を救う、病気を治すという目的がまず第1でそれはマーケットとはある程度独立した存在です。
患者がいてそこにタレントとパッションを導入することによって仕事が成り立ちます。

方や小動物臨床は患者がいてそれを治そうと思う経験と情熱のある獣医師がいても仕事としては成り立ちません。
その患者を治してほしいというクライアントがいて初めて仕事が成立します。
そういった意味では獣医師はクライアントの需要に大きく依存しています。
その需要は人が生きていく上で必須ではありませんから決して大きい物ではありません。

なんだかネガティブなことを書いてしまいましたが重要なのは自分たちが今いるマーケットの規模を正確に捉えそれに応じたキャリアプランを考えること。
さらにその持っているタレントとパッションを1次的な需要に使うだけでなく潜在的なマーケットの拡大に使っていくことだと思います。
そのキーワードは海外進出と異分野とのコラボだと思いますが、長くなりますのでまた別の機会に書こうと思います。



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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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