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日本の獣医大学小動物臨床講座の現状

最近将来の進路に関して色々な人に相談していますが、日本の大学の小動物臨床講座の現状はけっこう厳しいなと今更ながら実感しています。
僕の最終的な目標は大学で皮膚科の臨床と研究、教育をやるということですが、それを目指すのは簡単なことではないようです。
まず今の日本の獣医の大学には皮膚科という講座はなく、内科の診療の一部で皮膚科をやっています。
そうすると僕自身も皮膚科だけをやりたいとも言っていられず、一般内科をやる必要性もあります。
教授ぐらいになれば自分の得意な分野だけやっていても許されるようですが、若いうちはとにかく自分に割り当てられた症例は見ないわけにはいきません。
もちろんこれは自分の勉強にもなりますのでポジティブに考えれば一般臨床をやるいい機会にはなります。

ただ二次診療施設をうたっている大学病院でそんな素人が診察をしていいのでしょうか。
飼い主にとっても動物にとっても、また紹介する一般動物病院の先生にとってもいいわけはありませんが、実際それが今の日本の大学動物病院の現状です。
その科のトレーニングをまともに受けていないような大学の先生が、勝手にその分野の専門を名乗り診療を行っています。
もちろんその分野での経験も実力もある先生がやっている場合もありますが、そうでない場合も結構あります。

大学の先生たちには悪気はありません。
問題はそのような人でも大学の先生になれて診療を行えるシステムです。
今の日本の獣医大学では臨床の技術や経験が問題になることはなく、論文数がポスト獲得のための全てです。

最近でも大学院を卒業した内科系の人が外科系の講座の助教になりました。
もちろん本人としては大学のポジションを得るのが重要であり悪気はないのですが、外科の素人がいきなり外科系の教員になり、診療や教育を行うという現実には正直びっくりしました。
こういうことがまかり通っている間は日本全体の大学の小動物臨床のレベルが欧米のレベルに近付くにはまだまだ時間がかかるなと思いました。

ただ現実から逃げていてもしょうがないので、少しでも日本の皮膚科臨床のレベルを上げるために今自分にできることをやるしかありません。

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アトピーの相談

はじめまして

愛犬のアトピーがひどくて、色々調べているうちにこちらのブログにたどり着きました。

現在10歳ですが、子犬のころからアトピーがひどく、ステロイド漬になり、その後病院を変えて少し状態が良くなったものの、急激に悪化し、全身脱毛してとても見ていられない状態がずっと続いています。

丸山ワクチンもやりましたが劇的な効果が見られず、漢方薬もステロイドも併用していますが、どんどんやせ細り、犬種がわからないほど変わり果てた姿になっています。

どこか良い病院・良い先生をご推薦いただけないでしょうか。
宜しくお願いします。
(港区在住ですので、東京の病院がベストです)

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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