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さあ、才能に目覚めよう

さあ、才能に目覚めよう Now, discover your strengths
(マーカス・バッキンガム 日本経済新聞出版社)


「人生における真の悲劇とは、傑出した強みを持たないことではなく、強みを活かせないことだ」(ベンジャミン・フランクリン)

成功を収めた人に共通することは、持てる才能を最大限に発揮し、自らの強みを磨き、仕事に活かす術を知っていること。
つまり仕事で成功する秘訣は、自分の最高のパフォーマンスを発揮できる仕事を選ぶこと。

それでは自分の強みとはなんなのか。
著者は強みとは「常に完璧に近い成果を生み出す能力」と定義しています。
そして、これを早い段階で確立し、磨いていくことが必要であると言っています。

もちろん人それぞれ強い部分もあれば、苦手な分野もあるわけです。
それではこのような弱点にはどのように対処していけばいいのか。

著者は満足のいく成果を得るには、自らの職務に関わる全ての業務に適した強みを持つ必要はないと言っています。
成功者は手持ちの札を最大限に活かしているだけだと。
つまり弱点の克服にはこだわらず、弱点とはうまく折り合いをつけ、強みをより鋭いものにし、強みを最大限に活かし仕事をする。
これこそが強固な人生を築く秘訣だということです。

臨床をしていても研究をしていてもまだまだわからないことだらけで、あれもやらないと、これもやらないと、と思ってしまいます。
ただ周りにいるこの人はすごいなと思う人をよく見てみると、そういう人も全てのことができるわけではなく、ある一つのことが他の人よりも飛び抜けてできるということに気がつきます。

もちろん色々なことがオールマイティーにできればそれに越したことはないのですが、自分に投資できる時間は限られていることを考えると、何でもできる完璧な人間を目指すことは非現実的です。
色々なことを満遍なくやっていくと、なんでもだいたい並にできるが、他人から頼りにされるような得意なものはない、という状態になってしまう恐れがあります。
差別化、分業化が進んだ現在、一芸に秀でた人が生き残っていく可能性が高いことを考えると、強みを磨いていくことは強固な人生を築く上では必要不可欠なのかもしれません。

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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