効率が10倍アップする新・知的生産術

効率が10倍アップする新・知的生産術-自分をグーグル化する方法-
(勝間和代、ダイヤモンド社)


経済評論家・公認会計士の勝間和代さん。
過去には経営コンサルタント、証券アナリストとしてマッキンゼーやJPモルガンに在籍。

本書は知的生産性を上げるための方法、生き方指南を勝間流で解説したもの。

勝間氏の説く知的生産術のポイントは「情報のインプット、アウトプットにはフレームワーク力をつけ、系統立てて処理していく」こと。
つまり、
1,「ある目的に沿って整理された思考の枠組み」を作り、世の中にある大量の情報から質の高い情報だけを選びインプットする
2,それを自分の中で再現性のある形でプロセッシング(簡略化、階層化)する
3,情報を再構築しアウトプットする
こういった枠組みを作ることが重要であると説いています。

また、仕事術としては、セルフマネジメントで有名なドラッカーやバッキンガム、研究者の仕事術で有名な島岡要さんらがその著書の中で常に主張している、長所の強化を主眼にしたSBA仕事術(strength-based approach)にその基本は一致しています。
つまり、「自分が得意なことに集中する」「自分の価値が出せない仕事は断る」ことがキャリア形成を行う上で重要であると勝間氏も説いています。
研究をしていると面白いこと興味あることがたくさんあり、目移りしてしまいますが、研究者として自分の軸を一本決めておくことが大切だということです。

勝間氏の説く人脈形成の極意に関しては研究者としても勉強になる部分があります。
勝間氏は人脈形成において「情報のGive5乗の法則」が一番の基本であると説いています。
つまり、自分が最も得意なスタイルで知的生産を行い、その成果を自分が最も得意なコミュニケーションスタイルで、惜しみなく情報を発信する。
見返りを求めずに、ひたすら情報を生産し、タダで発信していく。
そうしていくことで自分が情報発信の中心となり、自然と人の流れが自分に向いてくるということです。
研究者にとっては、学会発表やレクチャー、商業誌における記事などはほとんど業績としては評価されませんが、人脈形成のツールとしては重要であるということです。
そうした小さな努力の積み重ねが最終的に大きな実を結ぶことにつながるのでしょう。


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小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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