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ウィスコンシン大学獣医皮膚科臨床留学

今回のウィスコンシン大学の獣医皮膚科への2週間の臨床留学が実現した経緯を少しお話したいと思います。

ことの始まりは今年から大学院のプログラムで海外での学会や研修への参加を支援するものがスタートしたことからでした。
これはひょっとすると臨床留学ができるチャンスかもしれないと思い、“研修”というものの中に臨床研修が含まれるかどうかを大学に問い合わせたところ、プログラム自体今年からで前例がないためとりあえず申請してみてくださいとのことでした。

やはり一度は欧米の獣医大学での臨床を見てみたいという思いは常にありました。
臨床をやっている人であれば誰でも一度は思ったことがあると思います。
ただやはり旅費や向こうでの滞在費、日本の仕事などのことを考えると簡単に実現できるものではありません。
ですからまだ時間的に余裕のある学生うちで、しかも学部生ではなく日本で何年か臨床を経験した獣医師として(学部生でのアメリカの獣医大学の短期留学はいくつかの私立大学で行われているようです)、大学からの支援を受けて臨床留学できるというのは夢のような話でした。

そこで短期間の臨床研修を受け入れてくれる場所探しから始めました。
まずは教授のつてを頼りに何人かお知り合いの先生を紹介していただきました。
しかしながらロンドン大学やペンシルバニア大学の獣医皮膚科にコンタクトを取ってみたところ、研修を受け入れる余裕がないなどの理由で断られてしまいなかなか研修先が見つかりませんでした。
そんな折、日本獣医皮膚科学会の講演でウィスコンシン大学のダグラス・デボア先生が来日され、レクチャーの後に行ってもいいですか?と伺ったところ、「いいよ、とりあえずメールちょうだい」とお返事をいただきました。
早速希望の時期と期間を打診したところ「2月はこっちはめちゃくちゃ寒いから12月ぐらいにおいでよ」と快いお返事をいただくことができました。

続いて大学院への申請です。
研修する場所、期間、目的などを記入した申請書を送ったところ、すぐに採択されましたよとの返事を大学からもらうことができました。
往復の航空運賃と一日$100程度援助していただけるということです。
一日$100あれば余裕だろうと思っていたのですが、いざ宿泊場所を探してみるとこれがなかなか安いホテルが見つかりません。
アメリカは車社会ですし、日本の獣医大学と同じようにアメリカの獣医大学もあまり公共交通期間の整っていない地方都市にあり、ウィスコンシン大学のマディソン校も同様に湖の畔のここどうやって行くの?というところにあります。
大学から勧められたホテルがウィスコンシン大学動物病院から徒歩圏内にあり、そこはシングルで$110ほどで、どう考えても赤字なのですが、しょうがないということでそこに決めました。
車をレンタルして少し離れたところの安いホテルに泊まるという案もあったのですが、凍った道でスリップして事故ったりしても嫌なので却下されました。
なんとか食費を抑えて最小限の赤字にとどめたいところです。

ところでアメリカの皮膚科臨床を見ると言いますが、具体的に何を見るのか。
一番見たいのは日本とアメリカの“違い”です。
診療、教育のシステムの違い、アメリカのどこが優れているのか、逆に日本が勝っているところはあるのか?
個人的には今の自分の皮膚科に関する実力がどこまで通用するのか、足り部分はどこなのかを見極めたいと思っています。
ただ日本人の実力はこんなものかと思われないようにしたいので、なんとか日本の皮膚科の優れている点を少しでも見せられればと思っています。
リサーチに関してはやはり勝てる部分があると思いますので、今回の研修中に自分のやっているリサーチのテーマを話す機会を作ってもらいました。
臨床を中心にやっている人たちにどの程度興味をもってもらえるか、理解してもらえるかちょっと不安ですが、ともかくいいプレゼンをしてきたいと思っています。
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コメント

すご~い

本当その一言です!
また ブログを楽しみにしています。
楽しんできてくださいね!

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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