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医療崩壊の真実

勝又健一氏の「医療崩壊の真実」(アスキー新書)

医師採用コンサルタントとして医師と接してきた勝又氏が医療崩壊の真実を追究する本書。

主に今現場の医師たちがどのような思いで働いているかにスポットを当て、現場サイドからみた現代の医療の歪みを報告しています。


僕も普段医師と接する機会が多いですが、勝又氏から見た医師の印象には共感します。

少なくとも僕が知っている医師たちは常に患者のことを考え、私生活を犠牲にし、激務にも耐えて仕事をしています。

ですから医療を受ける我々は感謝の心を常に持っていなければならないと思います。

彼らも普通の人間です。

ミスをすることもありますし、休みたいときもあります。家族との時間を過ごしたいときもあります。

しかしながら患者は常に医師に完璧な治療を求め、何かあればすぐに訴訟というのが最近のスタンダードになってしまいました。

また病院のコンビニ化と言われているように、病院は24時間いつでも対応してくれるものと思い、気軽に救急外来や救急車を利用する患者が多いのも問題です。


つまるところ医者に対するリスペクトが足りないのが問題ではないのでしょうか。

現代の医療でも治せない病気はありますし、助からない患者さんもいらっしゃいます。

医師の予想もつかない急変が起こることもあります。

担当の医師が最大限の努力をした結果であれば、結果を受け入れ、その医師の努力に感謝するのが患者の務めではないでしょうか。

それができない患者が増えたことによって、激務に加え訴訟リスクが高い産科や小児科から医師たちが去り、さらに現場の医師に負担がかかるという悪循環になってしまっています。

医学部の定員を増やすことで医師不足の問題を解決しようとしていますが、どう考えても付け焼き刃の対応としか言わざるを得ません。

このままでは本当に医療が崩壊するのは時間の問題でしょう。


もう少し我々は医師に対する尊敬の心、感謝の心を持たなければならないのではないでしょうか。

医師にとって働きやすい環境を整えることで、結果的に我々に質の高い医療サービスがフィードバックされてくるのです。

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プロフィール

小林哲郎

Author:小林哲郎
皮膚免疫を専門に研究している獣医研究者。
2014年よりアメリカNIHに留学。

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